日本工業経済新聞社(群馬)
2025/01/14
【群馬】下里見高架橋の橋脚2基1月中旬一般競争へ
県高崎土木事務所は県道下里見安中線(西毛広域幹線道路高崎安中工区)の下里見高架橋について、橋脚工事の発注準備を進めている。下里見高架橋は橋長278mで新設する計画でP2橋脚とP3橋脚工事を一括して、1月中旬に総合評価落札方式の条件付き一般競争入札を公告する見通しを示している。工事期間約16カ月に加え、フレックス工期として90日間を見込む。P2、P3ともに基礎工として場所打ち杭の打設を行う。
高崎市下里見町地内に架設する下里見高架橋は、高崎市道4−372号線などを跨ぐ、全幅11mの6径間連続鋼鈑桁橋として計画。同橋の幅員構成は起点の前橋市側から富岡市側に向かった下り線が◇地覆=0・4m◇歩道=2m◇歩車道境界ブロック=0・5m◇路肩=0・5m◇車道=3・25m。上り線は◇車道3・25m◇路肩=0・5m◇地覆=0・6m−となる。
上部工の鋼重は約639t。トラッククレーン工法で架設する。橋台2基は逆T式、橋脚5基は張り出し式で整備する。
今回発注するP2、P3とも基礎にφ1500oの場所打ち杭を12本打設する。場所打ち杭の長さはP2が23m、P3は30m。コンクリートボリュームはP2が488・4立方mで、P3は636立方mとなる。
P2は高さ13・4m、コンクリートボリューム531・7立方mで築造する。約1000立方mの床掘りや約500立方mの埋め戻しを行うほか、334・2uの一般型枠により整備を行う。高さ16・7m、コンクリートボリューム624・7立方mで築造するP3については約1300立方mの床掘りと約900立方mの埋め戻し、405・1uの一般型枠により整備を行う。
今後発注するP1は高さ9・4mで施工し、基礎は長さ26m、φ1500oの場所打ち杭を12本打設して築造する。
橋台2基については基礎にφ1500oの場所打ち杭を設置。A1は高さ9・8m、基礎に長さ29・5mの杭を9本打設する。A2は高さ6・1mで整備。基礎工として長さ11mの杭を5本打設する。
詳細設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。