看護学校整備合同会社が与謝野町男山に計画する看護学校整備事業について、工事施工業者が金下建設(宮津市)に決定した。
特別目的会社(SPC)の看護学校整備合同会社(宮津市字鶴賀2054−1・宮津商工会議所内)が、与謝野町男山の京都府立看護学校を移転する計画。看護学校整備合同会社は10日、看護学校整備事業に係る進捗状況(令和7年1月現在)を公表、イメージ図などを明らかにした。
計画地1(与謝野町男山小字丁後田519−1ほかの約2800u)に学舎を建設、計画地2(与謝野町男山小字横田429−2ほかの約2700u)に学生寮を建設する。
学舎は、▽1学年あたり40人から60人へ増員(3学年180人規模、クラスを1学年1クラスから2クラスへ)▽高度医療・地域医療に対応できる教育設備を整備▽北部地域における卒後の教育・キャリア形成支援やリカレント教育・潜在看護師の復職支援の拠点機能を整備。
学生寮は、▽100室の寮を整備▽個室化(バス・トイレ・キッチン付)。
当初計画案では、学舎の規模は2階建もしくは3階建、延3700u程度、学生寮は3階建、延3100u程度を見込む。学舎には、教室部門(普通教室(6室)、実習室(準備室含む)、在宅看護実習室、標本機材室、母子小児看護実習室、研修室、演習室(6室)、トレーニングセンター、講堂兼運動スペース)、学生部門(学生用談話室、図書室、コンピューター室)、共用・事務部門(事務室・執務室、会議室、校長室、保健室、面談室(2室)、印刷室、宿直室、更衣室、便所、洗濯乾燥室、機械室(PS等)を収容。学生寮には個室の計100室(1ルームタイプ(キッチン、トイレ、ユニットバス、洗濯スペース付き))を収容する。学生寮は総定員100人。
設計スケジュールによると、基本設計は令和6年1月〜9月、実施設計は6年10月〜7年1月頃。
工事スケジュールによると、造成工事は令和7年3月〜7月、学生寮建設工事は7年7月〜8年4月、学舎建設工事は7年7月〜8年12月を予定。
看護学校整備事業設計・監理業務委託は、公募型プロポーザルで類設計室(大阪市淀川区)を選定し、設計を進めてきた。