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　一般社団法人新潟県建設産業団体連合会（福田勝之会長）は１０日、仕事始めの恒例行事「工始祭（たくみはじめさい）」を新潟市の白山神社で執り行い、１年の工事安全と業界繁栄を祈願した。
　１９６３年から毎年行っており、北陸地方整備局および新潟労働局、県、県建設業協会など各団体の代表者ら約６０人が参加。作業安全と建物が永遠に栄えるとともに、社運隆盛に願いを込めた。
　新潟市建築組合連合会による匠始ノ儀式（たくみはじめのぎしき）として、鋸ノ儀（のこぎりのぎ）、墨指し、墨付ノ儀（すみさし、すみつけのぎ）、釿打ノ儀（ちょうなうちのぎ）、鉋ノ儀（かんなのぎ）、槌打ノ儀（つちうちのぎ）が披露された。
　直会では、福田会長が「社会インフラと生命を守り、将来世代の安全安心を確保するのが我々の使命。災害復旧など現場の最前線を担い、地域の守り手として地域に貢献していく。死亡災害ゼロ、労働災害を根絶し、建設業にまい進できる１年となることを願う」と決意を新たにした。
　来賓の北陸地方整備局の高松論局長は「事故の根絶を目指し、皆さんと連携し取り組んでいく」、県土木部の深田健部長は「あらためて身の引き締まる思い。原点に立ち返り、安全活動をお願いしたい」と語った。また、新潟労働局の千葉茂雄局長は「労働災害撲滅の取り組み、働き方改革を推進していただきたい」と一層の協力を求めた。