県土整備部は、24年度国補正予算のうち県内に配分された国交省関係予算をまとめた。前年度補正の配分額に比べて予算規模は膨らんでおり、石破茂首相のお膝元に手厚い配分となった。
同部県土総務課の集計では、直轄事業は54億7000万円で、前年度比8億1000万円増の伸び率17%。補助事業55億4000万円は、前年度に比べて9億9000万円多く、伸び率は22%だった。
また、他部局や市町村事業を含む交付金でも石破効果≠ェ表れた。国費ベース40億8000万円は前年度比30%増。全国に配分された総額の伸び率25%を上回った。
直轄事業の主な事業は、北条道路28億4000万円をはじめ、千代川5億4600万円、皆生海岸3億6800万円、鳥取港2億3000万円。補助事業は倉吉関金道路3億1000万円、はわいバイパス8億6500万円、塩見川5億5000万円、石脇港海岸離岸堤に6000万円など。
今回配分について、同部は「石破効果」に直接的な言及は避けつつも、一定の影響はあったとみている。補正事業は今後、直轄、県事業ともに来月にかけて発注のピークを迎える。
日刊建設工業新聞