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建設経済新聞社
2025/01/10

【京都】府内水道事業者の緊急時連絡管 整備パターンや効果の検討に着手

 京都府は、府内の市町村水道事業者における緊急時連絡管(緊急時に近隣の水道事業者等から水道水を相互融通するために接続された管)の整備に関する検討に着手する。
 将来にわたる安心・安全な水道水の供給体制を築くため、京都府は、府内全域の水道事業の方向性を示した京都水道グランドデザインについて、広域化に関する記載を充実し、令和5年3月に改定した。
 改定したグランドデザインで3圏域(北部・中部・南部)ごとに示した「今後の取組」の中で緊急時連絡管に関して、北部圏域で〈京丹後市と与謝野町で緊急時連絡管の整備などの緊急時相互応援給水のあり方について調査研究を進める〉〈宮津市と与謝野町で緊急時連絡管の整備などの緊急時相互応援給水のあり方について調査研究を進める〉、中部圏域で〈亀岡市と南丹市の間で緊急時連絡管の整備について検討・協議を進める〉を盛り込んだ。
 府は1月8日、緊急時連絡管の整備検討に関する業務を開札。東京設計事務所が落札した。今回委託する業務の主な内容は、@府内水道事業者間における緊急時連絡管の整備パターンの検討A整備パターンの効果の検討等。履行期間は令和7年3月24日まで。
 地理的に隣接する水道事業者間(南丹市と京丹波町)においても緊急時連絡管の整備に関する検討を行う。