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鹿児島建設新聞
2025/01/10

【鹿児島】姶良市、新学校給食センター整備・運営/ハーベストネクストグループに82億円

 姶良市は、PFI手法(BTO方式)を採用して行う新学校給食センターの整備・運営事業の総合評価一般競争入札を実施し、落札者にハーベストネクスト(本社・横浜市)を代表企業とするグループを決定した。入札金額は82億3382万2942円(税別)。構成企業に福永建設、九電工霧島営業所、中西製作所鹿児島営業所、協力企業には東条設計、カミゾノ電気、大洋水道が入った。1月下旬にも基本協定を締結し、3月議会での契約締結を目指す。

 事業用地は、市立小学校給食室別棟の隣接地(増田468−1外、4268u)と消防分団詰所の隣接地(同464−1、780u)。開設後30年以上が経過した自校方式給食室7カ所(帖佐小、重富小、山田小、姶良小、西姶良小、帖佐中、重富中)と加治木学校給食センターを統合し、現行の学校給食衛生管理基準に適合した新施設を整備する。
 建物規模は2階建て3500〜3600u程度を想定。事業はPFI手法を採用し、民間事業者が設計から建設(所有権は市に移転)、維持管理、運営まで行うBTO方式で実施する。提供食数は6500食/日を見込む。
 今回の総合評価一般競争入札は、3グループが参加し、提案書類を提出。審査委員会による書類審査とヒアリング等を経て、総合評価点851.2点(満点1000点)を得たハーベストネクストグループを落札者として決定した。次点は日本国民食グループ、3位は東洋食品グループだった。
 事業期間は2042年7月末まで。設計・建設は27年8月末までに終える見通しで、期間中には対象7校(配膳室整備対象校)の学校給食室も改修する。新施設は27年9月からの運用を予定している。
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