北陸地方整備局は、「新潟港東港区南ふ頭地区国際物流ターミナル整備事業」の推進に向け、1月に地盤改良工事2件を一般競争で公告する構えだ。2024年度補正予算で事業費10億4000万円が盛り込まれた。
24年度補正予算(ゼロ国債を含む)の発注見通しでは、聖籠町東港1丁目「新潟港(東港地区)岸壁(マイナス12メートル)地盤改良工事(その5)」と「同(その6)」が登載された。ともに工事発注規模に2億5000万円以上8億1000万円未満が見込まれ、第4四半期に一般競争(休日確保評価型試行工事)で発注される予定。
新潟港東港区は本州日本海側最大の取扱量を誇る国際コンテナ物流の拠点として、地域の産業を支える原材料輸入の拠点として重要な役割を担う。23年4月に洋上風力発電設備の設置および維持管理に不可欠な港湾として新潟港が指定された。再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札である洋上風力発電の導入促進が図られるとともに、「エネルギー基本計画」に示されたエネルギーミックスや「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」で示された洋上風力発電の導入目標、「新潟県2050年カーボンゼロの実現に向けた戦略」で掲げられた県独自の導入目標に寄与する。