トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2025/01/10

【大阪】大阪府内土木 1726社の総合ランキング

 建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを2024年11月29日時点のデータを基に独自に集計した(※)。主工種が土木一式の企業で、四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、1位はクボタ建設。同社は過去3回の調査ではいずれも2位だったが、今回初めてトップの座に就いた。2位は大阪防水建設社で、3位はハンシン建設となった。

■2位は大阪防水建設社、3位にハンシン建設

 クボタ建設は経営状況分析指標が2位、評点Yが3位、売上高が5位、土木平均完工高が7位と全てトップ10入り。売上面、経営面とも安定感が最も高かった。大阪防水建設社も経営状況分析指標が3位、評点Yが4位、土木平均完工高が9位、売上高が10位、ハンシン建設も評点Yが5位、経営状況分析指標が7位、売上高が8位、土木平均完工高が10位で、上位3社は4項目全てトップ10に入った。

■土木完工高は大鉄工業が1位死守

 売上高は総合4位の美津濃が2297億1100万円でトップ。2位は大鉄工業で1011億1729万5000円だった。1000億円を超えたのは2社のみで、3位の奥村土木興業以下を大きく引き離した。土木平均完工高では、大鉄工業が511億7316万円で今回を含む過去4回の調査でいずれも1位。奥村土木興業が246億4228万7000円で2位となった。

■経営状況は美津濃が抜き出る

 経営状況について、評点Yは前回、前々回と1位の美津濃が1400点台で今回も1位。1300点台の都市クリエイトとクボタ建設の2社が続いた。
 経営状況分析指標(800点満点)のトップ3は美津濃、クボタ建設、大阪防水建設社。トップの美津濃は716点だった。800満点中400点以上で経営健全度が安定しているとみており、今回調査対象とした企業では、700点以上が1社、699〜650点は3社、649〜600点は84社、500点台は565社、400点台は568社、400点未満は505社だった。

※今回のデータは、大阪府内に本社を置く主工種が「土木一式」の1726社を抽出。売上高、土木平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標は経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点(800点満点)で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
 ※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社