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滋賀産業新聞
2025/01/10

【滋賀】滋賀県 びわこ競艇場の中期経営計画策定へ

 滋賀県は、大津市にあるびわこボートレース場の中期経営計画2025素案を策定。その中で、スタンドの各種整備を計画していることを明らかにした。
 計画内容は、▽ユニバーサルデザインに対応した快適なトイレへの改修▽屋外観戦スペースの改修▽非日常の高級感が味わえる目的に応じたロイヤル席の整備▽風や波の影響を軽減する対策▽選手棟の居住性向上整備―など。年度末までに同計画を策定し、適時に工事を発注していく見通しだ。
 びわこボートレース場では、19年度(令和元年度)に「びわこボートレース場中期経営計画2020」を策定。中期的な目標および方針を明らかにし、当場の経営を安定的かつ継続的に実施していくための指針として位置づけ取り組みを推進。計画期間が今年度末までであることから、現行計画における成果と課題、状況の変化を踏まえ、安定的に経営していくため次期計画として2025素案を策定した。
 計画期間は、25年度(令和7年度)から29年度(令和11年度)の5年間。
 素案ではこの他、▽SNS等を活用した広報・情報提供の充実▽ビッグレースの誘致▽地域向け感謝イベントの開催▽社会貢献の情報発信▽ナイターレースの開催検討―等も示している。
 現行計画の策定以降、公営競技全体の売上状況は改善の傾向が顕著となっており、19年度(令和元年度)の約5兆8606億円から、21年度(令和3年度)には22年ぶりに7兆円の大台を回復し、令和5年度には約8兆0847億円と、令和元年度比で38%の伸びとなった。中でも、ボートレース業界の回復は非常に目覚ましく、19年度(令和元年度)の約1兆5435億円から、20年度(令和2年度)に28年ぶりとなる2兆円の大台を回復すると、令和3年度には30年ぶりに過去最高売上を更新し、その後も令和5年度には2兆4220億円と、対令和元年度比で実に約8785億円の増加、割合にして約56・9%の伸びという、他の公営競技と比較しても突出した回復を遂げている。

提供:滋賀産業新聞