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西日本建設新聞社
2025/01/09

【熊本】玉名地域の4社が経営統合 「KOJI―Project」始動

 末広建設(玉名市、多田隈亮範代表)、不動組(同、有田康弘代表)、堤建設(和水町、堤藤憲代表)、清田組(玉名市、清田和寛代表)の4社は「KOJI―Project」を始動させ、経営統合を行い「不動末広建設」と「堤清田建設」が新たに誕生した。4人の代表が力を合わせ、これからの変革の時代に立ち向かい、前を向いて進んでいくことを誓った。
 同プロジェクトの設立調印式が12月27日、玉名司ロイヤルホテルであり、松岡智之弁護士(ひのくに弁護士法人)立ち合いのもと、各社代表が覚書に署名した。KOJIは「Kumamoto(熊本で)」「Onsetting(新たに築く)」「Joint(共同)」「Ideal(理想)」の頭文字。建設業界が抱える後継者問題や人手不足等の解消、確実な受注に繋げるために経営統合に取り組んだ。
 プロジェクト発起人代表挨拶した多田隈氏は「中小規模企業の経営は不安定で、仲の良い企業でさえ、実際はライバルで先が見えない状況。大事な社員や職員、その家族、そして地域に役に立つ会社でなければならない。だが現状は難しい」と話し、「地域に根付き本当に必要とされる建設業となるため、全力でチャレンジを続けていかなければならない。建設業での4社経営統合は県内で前例がなく、全国的にも存在しないチャレンジだと思う。4人が手を取り合って、これからの変革の時代を乗り切っていくため、社員、グループ一丸となって、共同理想を追い求めていく」と抱負を語った。
 調印後には西野太亮衆議も駆け付け「こういうプロジェクトを立ち上げてくれて有難い。発足したばかりで色んな困難があるかもしれないが、この4人だったら乗り越えてくれるだろう。プロジェクトが成功するように出来る限り支援していきたい」と祝辞した。
 不動末広建設は、本社を玉名市玉名2310ノ5(電話0968・74・2885)に置き、CEOに多田隈氏、COOには有田氏が就いた。一方、堤清田建設は和水町和仁373ノ2(電話0968・34・3887)を本社にCEOに堤氏、COOには清田氏が就任した。有田氏は「県内の業者も同じ悩みを抱えていると思う。DX時代の新しい企業統合のモデルケースになれば」と語る。

提供:西日本建設新聞社
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