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日刊建設タイムズ社
2025/01/09

【千葉】大林組が64億円/海老川新駅の土木建築工/電設工は夏頃に指名競争/東葉高速鉄道

 東葉高速鉄道梶i八千代市緑が丘1―1120―3)と椛蝸ム組(東京都港区港南2―15―2)は2024年12月25日、(仮称)海老川新駅の土木・建築工事の本契約を締結した。11月5日開札の指名競争入札に5者が応札し、椛蝸ム組が落札。契約金額は63億6900万円。工期は29年3月31日まで。電気設備については、日本鉄道電気設計梶i東京都北区堀船1―29―13)が6月30日までの納期で担当している設計業務が完了次第、指名競争入札で工事発注する予定。
 新駅は、船橋市からの請願により、東海神駅と飯山満駅の中間に建設するもの。事業予定区間は、延長211m、幅21〜23m。
 東葉高速鉄道鰍ニ船橋市は、24年4月8日付で「新駅整備工事の施行に関する基本協定」を締結。工事は東葉高速鉄道鰍ェ実施し、工事費用は船橋市が負担する。事業費に71億4334万5500円を概算。各年度の工事実施に当たり、年度協定を別途、締結する。
 新駅の開業については当初、26年度末を目指していたが、海老川上流地区土地区画整理事業の遅れに伴い、新駅設置に必要となる飯山満川移設のための作業ヤードを確保できないことから、28年度末に延期した。
 工事スケジュールは▽土木工事=24〜27年度▽建築工事=26〜28年度▽電気設備工事=25〜28年度▽駅設備工事=27〜28年度――を予定している。
 関連して、船橋市は8日に「東葉高速線における海老川新駅(仮称)整備工事に係る検証業務」の一般競争入札を公告した。東葉高速鉄道鰍ェ実施する整備工事の妥当性を検証する。委託期間は29年3月30日まで。予定価格は5239万3000万円。
 22日から27日まで入札書の提出を受け付け、29日に開札する。
 業務内容は、計画書の作成、実施設計図面の確認、工事内容の照査、関係機関協議などに関するアドバイザリー、業務報告書の作成、工事全体の精算内容の照査など。
 参加資格要件は、県内または東京都に本店・支店等を置き、市の入札参加有資格者名簿に土木関係建設コンサルタントの「鉄道部門」または「都市計画および地方計画部門」に登録され、過去15年以内に国または地方公共団体が発注し直接契約した、鉄道の駅舎または停車場内で鉄道と交差する自由通路の整備工事について内容の検証を行った業務の履行実績を有することなど。
 電気設備設計に係る検証業務については(公社)日本交通計画協会(東京都文京区本郷3―23―1)が10月31日までの納期で請け負っている。times