日本工業経済新聞社(群馬)
2025/01/08
【群馬】太田駅南一番街通り周辺の再整備を推進
太田市は、東武鉄道太田駅南口に隣接する南一番街通り周辺のリニューアル工事を最短で2025年度から実施する。飯田町交差点から南へ延長290m区間および太田市役所南交差点から東へ延長630m区間で、道路および歩道を全撤去して再整備する。実施期間は25年度から28年度となり、年度ごとに工区を分割しての発注となる。総工事費は10億5000万円を予定している。
同事業は太田駅南口をリニューアルし、良好な都市空間をつくることにより、歩きたくなるまちづくりの実現と回遊性と快適性の向上を行い、地区内外の活性化などを目指して実施するもの。
同地区の道路整備としては03年度に道路改良などを行っており、20年以上が経過していることから舗装の経年劣化などが散見されるために再整備を計画している。改良工事に合わせて歩道などをリニューアルする。工事は幹線道路整備事業として行う。
南一番街通り(市道1級25号線)および太田環状線(市道1級20号線)の2路線を対象に、歩道および車道を全撤去して舗装工事などを行う。歩道部分へは景観に配慮したデザイン性のある整備を行い、緑化のために植樹も推進する。このほか、椅子や机などを設置して休憩スペースもつくり、歩きやすく快適な歩道を創出していく。なお、植樹する樹木の種類や数量などは議会などと協議をしながら詰めていく。設計はいずれも技研コンサル(前橋市)が担当している。
南一番街通りは、25年度から26年度で工事を計画。飯田町交差点から南一番街交差点までの延長290m区間で、全幅員約30m内で道路を西側へ移動させる形で東側の歩道部分を拡げるように整備する。道路幅員は7m程度。
太田環状線では、27年度から28年度を工事期間として見込んでいる。太田市役所南交差点から飯田町東交差点までの延長630mを対象に再整備する。全幅員20m、道路幅員11mに対して、南一番街通りと同様に舗装や緑化などを行っていく。なお、幅員などは現道のままとなる。