湖南広域行政組合は、北消防署(守山市石田町377―1)の中規模改修を計画している。併設の守山市コミュニティ防災センターと合わせて取り組む。2月頃にも設計業務の入札を行う見込みだ。工事については2026年度(令和8年度)から2ヵ年で実施する予定。
同組合が組織する湖南広域消防局の北消防署は、守山市民球場をはじめとする市のスポーツゾーン北側(すこやか通り沿い)に位置。防災総合拠点として03年(平成15年)2月28日に竣工(新築移転)した。また、市民の防災意識を高める学習の場として、守山市のコミュニティ防災センターが併設されている。両施設のメリットを活かし、相互の防災機能の充実や大規模災害発生時の指揮体制の強化を図るとともに、地域に親しまれる施設を目指している。
建物の規模は、RC造一部S造2階建、延2780・78平方b。建築後20年を超え、組合公共施設等総合管理計画および第12次消防計画に基づき、中規模改修工事を実施する。可能な限り躯体部分は残し、合築施設の長寿命化を図る。
設計は、3月頃に着手、来年2月頃に完了の予定。湖南広域行政組合の本年度11月一般会計補正予算には、改修工事設計業務の債務負担行為(24〜25年度〔令和6〜7年度〕)として限度額1493万5000円が設定されている。
工事は、26〜27年度(令和8〜9年度)の2ヵ年にかけて進める見通し。現施設の運用を継続しながらの施工に対応する工程とする。
なお、設計・工事の発注は、湖南広域行政組合が行う。守山市は同組合に事業を委託する。
改修工事設計事前調査業務は、内堀建築設計事務所(栗東市)が担当した。
提供:滋賀産業新聞