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秋田建設工業新聞社
2025/01/07

【秋田】子吉川、石沢川で災害復旧と防災対策工事/10件を今月中に公告

 東北地方整備局秋田河川国道事務所は、昨年7月の大雨による子吉川と石沢川の災害復旧および防災対策工事10件を今月中に公告する予定。昨年11月には防災・減災対策の強化を行う公共事業に対し「防災・減災対策等強化推進事業費」の第3回配分で、子吉川の二十六木地区で行う河道掘削に10億円を配分。今回発注する工事ではこの掘削工事のほか、子吉川で護岸工、堤防復旧工事など、支川の石沢川で堤防強化工事などを実施する。

 昨年7月の大雨による災害を受け、12月には子吉川圏域水災害対策プロジェクトを策定している。大雨では子吉川と支川の石沢川において計画高水位を超過し、堤防決壊や堤防越水などにより甚大な被害が発生。国、県、市などが連携し、河川整備や災害復旧等を緊急的に実施した。プロジェクトは令和10年度までに、昨年7月と同規模の洪水に対し、由利本荘市の中心市街地において治水安全度を保持しながら、子吉川中流域での浸水被害軽減を図るとしている。

 このうち同河川国道事務所では、堤防が決壊した子吉川右岸1カ所(L約70m)と石沢川左岸1カ所(L約60m)、護岸等被災13カ所の復旧、河川内の流木などの撤去を進める。

 昨年12月に子吉川と石沢川に災害復旧事業費が充てられたことから、堤防復旧工事は子吉川で1件(子吉川荒町地区災害復旧堤防工事)、石沢川で1件(石沢川鮎瀬地区災害復旧堤防工事)を発注する。

 また、子吉川では玉ノ池地区と前郷地区で護岸工、向中島地区で堤防強化工事、石沢川では鮎瀬地区と烏川地区で堤防強化工事を発注する。

提供:秋田建設工業新聞社