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建通新聞社四国
2025/01/07

【愛媛】松山市 松山駅西口駅前広場など詳細設計へ

 松山市は「松山駅周辺土地区画整理事業に伴う西口駅前広場外詳細設計業務」の委託先を公募型プロポーザル方式で決めるため、参加者募集などの手続きに入った。JR松山駅周辺の土地区画整理事業に伴い、西口駅前広場と周辺街路の整備に向け詳細設計を行う。参加資格は国土交通省の建設コンサルタント「都市計画および地方計画部門」の登録を受け、国内での同種・類似業務の実績を持つ単独事業者と、その事業者を含むグループ。募集要領などの質問を2025年1月15日まで、参加表明書の提出を1月20日まで受け付ける。
 松山駅西口駅前広場など詳細設計では、西口駅前広場(3408平方b)とそれに面する松山駅広東西連絡線の一部(延長44b、幅員29b)が詳細設計の対象範囲。このうち広場など詳細設計では、基本設計で検討した平面図などに基づき、交通ロータリーや歩行者空間の施設・設備の舗装・給水・排水・照明・植栽・サイン・視覚障害者誘導用ブロック・ストリートファニチャー(ベンチ、車止め、横断防止柵)・小型構造物などについて、駅周辺の景観なども考慮し工事発注に必要な図面などを作成する。また、西口駅前広場に整備するロータリー乗降用シェルターの実施設計も行う。シェルターの規模は鉄骨造平屋112平方b(建築面積775平方b、屋根投影面積1006平方b)を見込む。
 道路詳細設計では、都市計画道路の松山駅前衣山線(松山駅前南北線 延長153b、幅員29b)と松山駅北東西線(延長65b、幅員30b)、特14―1号線(延長95b、幅員14b)について、基本設計を基に景観に配慮した道路詳細設計を行う。特14―1号線については路線測量を、別途発注する伊予鉄道大手町線起動移設実施設計業務の測量業務と重複する形で進める。二つの都市計画道路の交差点(平面交差)の詳細設計も行う。
 順調なら1月27日までの技術提案書の提出を受けて、プレゼンテーション・ヒアリング審査などを行い、2月下旬の委託候補先の特定と契約締結を目指す。提案限度額は税込み7200万円。履行期限は270日を見込む。
 市はこれまで県都松山の陸の玄関口であるJR松山駅の鉄道高架に合わせ土地区画整理事業を行い、広域交通拠点としての機能強化を図るとともに、駅と周辺街区をつなぐ魅力的な駅まちの形成を目指し、駅前広場や周辺街路などの整備を進めている。松山駅前広場等基本設計(デザイン検討)業務は復建調査設計松山支店(松山市)を代表とする復建・乾コンソーシアム、松山駅周辺土地区画整理事業に伴う街路等景観設計他業務は復建調査設計松山支店を代表企業とする復建・乾・IRCコンソーシアムがそれぞれ担当している。

提供:建通新聞社