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日刊建設タイムズ社
2025/01/07

【千葉】区整と一体で事業推進/平田地区計画等プロポ/市原市

 市原市は6日、「(仮称)平田地区地区計画策定等支援業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。(仮称)五井駅東口土地区画整理事業の施行想定区域に隣接する平田地区の既存集落について、「五井駅周辺市街化調整区域まちづくり方策検討業務」で整理されたまちづくりの方向性に基づき、土地区画整理事業施行想定区域との一体的な市街化区域編入に際して良好な住環境の維持および増進を図るため、施設整備の計画、設計、地区計画を策定する。委託期間は、契約日から2026年3月27日まで。契約上限額は2902万9000円。
 対象区域は、平田および村上の区域面積約7・3ha。地権者は約140人。
 まちづくり基本構想案では、雨水排水施設の整備・改善による浸水リスクの低減、公共下水道への接続による衛生的で快適な生活への改善、道路施設の整備・改善による安心・安全なまちづくり、土地区画整理事業と連携した公園などの整備による憩いの場やにぎわいの創出などをまちづくりの方針に掲げている。
 用途地域については、市街化区域への編入に伴い第一種低層住居専用地域を主体とすることを前提としている。地区の一部においては、市営平田住宅や県立市原テクノスクールが既存不適格とならないよう第二種低層住居専用地域を検討。
 26年度の市街化区域編入・用途地域指定・地区計画決定、27年度からの基本構想に基づく整備を予定している。
 業務では、24年度に前提条件の整理を行い、25年度には基本構想策定、道路および排水施設概略設計、路線測量、道路予備設計、道路拡幅対象地権者の合意形成支援、地区計画案作成および都市計画図書作成、業務報告書作成を行う。
 具体的には、必要に応じてまちづくり基本構想案を修正し、基本構想を策定。また、基本構想案および地区計画の検討内容に基づき、整備すべき道路施設と排水施設の概略設計、地区施設などに位置付ける見込みの道路施設について予備設計をまとめる。さらに、基本構想および設計などの成果物を踏まえ、地区計画案を作成する。
 プロポーザルの参加資格要件は、市の入札参加資格者名簿(測量・コンサルタント部門)に土木関係建設コンサルタントとして登録され、ISO9001、ISMS、プライバシーマークのいずれかを取得し、過去10年間において同種または類似業務を履行した実績を有することなど。
 また、主任技術者、照査技術者、各業務の主たる担当技術者に対して必要な資格の保有を求めている。
 今後は、14日に質問を締め切り、16日までに回答。20日まで参加表明書の提出を受け付け、24日に技術提案書の提出依頼を通知。27日から2月10日まで技術提案書の提出を求め、2月17日の審査会(プレゼンテーション)を経て、20日までに選定結果を通知する。
 第一位契約候補者との契約協議が不調となった場合などは、当該候補者との契約の締結を行わず、上位の者から順に契約交渉を行う。times