国土交通省岡山河川事務所は、12月17日の参院本会議で可決、成立した補正予算に関連して、旭川河川改修事業の内山下地区堤防整備事業に新規着手する。同水系の事業費は4億8500万円を見込み、具体的な整備に取り組んでいく。
新規着手の内山下地区堤防整備事業は、相生橋西橋詰めから上流部の旭川右岸100b程度を対象に築堤護岸を整備、堤防高が不足している現状を踏まえ、浸水想定区域内の岡山城・後楽園を含む岡山市街地が、ひとたび氾濫した場合には甚大な被害が発生するおそれがあるため、早期に安全性の向上を図る。
補正予算では相生橋西橋詰から上流側100b程度を対象にしているが、2025年度以降にはその上流部数百bや、相生橋西詰より下流側の護岸などの整備も想定している。
事業効果としては、かわまちづくりにより上下流で整備済みの河川管理用通路が完成し、岡山城・後楽園周辺の回遊性・親水性の向上効果があり、同地区周辺では旭川土手などを有効活用した各種イベントやそれぞれの団体による行事が例年実施され、市民の親水の場ともなっている。
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提供:建通新聞社」