岡山大学は、東山地区の岡山大学付属中学校校舎1号館・2号館他の改修設計を委託するため簡易公募型プロポーザル手続きに着手した。参加表明書提出期限は2025年1月9日正午まで。技術提案書提出期限は2月5日で、審査を経て委託する。納期は予算の繰り越し手続き承認後、25年11月28日までに完了する予定。工事は、設計完了後、早ければ25年12月以降に発注する見通し。
岡山大学付属中学校は、新しい教育を目指して自主的、実践的な教育への取り組みを進めており、改修は、特別教室棟となっている1号棟・2号棟を対象に、老朽化改善とともに新しい教育に対応し、従来よりも広いスペースの実習教室や、屋外テラスと屋内教室を連動させた空間を活用した教育現場への改修を行うもの。
設計対象は、1966年建設の1号館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1315平方b、83年建設の2号館が同造2階建て延べ約2674平方b。また、これらの改修設計と合わせて、鉄骨造3階建て延べ約33平方bのエレベータ棟と同造平屋180平方bのテラス屋根の増築設計を実施する。
1号館・2号館他の改修工事費については、今回の国の補正予算案として承認される見通し。工事は設計完了後の2025年12月以降に一般競争入札で発注する見通しで、1号館を先行し、次いで2号館を発注する予定。
また、工事中は、運動場の一部を活用した建築面積400平方bの仮設校舎も必要となっているため、仮設校舎設置工事を一般競争入札で19日に公告した。
仮設校舎が軽量鉄骨造2階建て延べ約800平方b、仮渡り廊下が鉄骨造平屋37平方bの他、電気、機械設備工事を含む。工期は25年9月30日。仮設校舎の使用期間は26年3月31日までとしている。
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提供:建通新聞社」