越前市は23日、災害時の迅速な支援および協力体制の確立のため、一般社団法人福井県産業資源循環協会(谷崎晃会長)と「災害時における廃棄物処理等の協力に関する協定」を締結した。
同協会は正会員125社、賛助会員24社の計149社で構成。スムーズな初動対応に向け、福井県や福井市らと順次、協定を締結しており、今回の越前市で、嶺北では全7市と締結を終えたことになる。
この日は市役所3階の市長応接室で締結式が開催され、山田賢一市長、谷崎会長らが出席。
式ではまず、山田市長が、「災害後に日常生活を取り戻すには廃棄物の処理が非常に大事だが、それには皆さんの機械力や経験を活かしていただかないと難しいので、協定は大変に心強い。いざという時にはぜひお力添えを」と挨拶。
続いて谷崎会長が挨拶に立ち、「災害はいつ起こるかわからないが、協定を結ぶことで迅速に動くことが可能」と強調。迅速かつスムーズな初動対応を取るべく、引き続き自治体との協定締結を進める意向を示した。
その後、南越前町の豪雨災害や能登半島地震など、災害時の廃棄物処理について意見を交わした。