静岡県は、富士山静岡空港西側県有地の利活用に向けたサウンディング調査を実施する。調査結果は3月下旬に公表する予定。西側県有地は民間活力を活用した整備を計画しており、25年度以降に事業者を公募する見通しだ。
遊休地となっている西側県有地は面積が50fほどで、サウンディングはこのうちの約27万平方bに対して実施する。
同地の活用に向けてまとめた「富士山静岡空港西側県有地活用方針」では敷地を6ゾーンで分けている。サウンディングは▽エアフロント(概算面積14万7635平方b、このうちサウンディングの対象は運営権設定範囲外の4万1696平方b)▽地域活性化・次世代育成(5万1291平方b)▽自然エネルギー(6万6803平方b)▽アウトドア(11万4029平方b)―の4ゾーンを対象としている。
エアフロントゾーンには貨物ターミナルやホテル、地域活性化・次世代育成ゾーンには体験型商業施設などを整備する想定=表参照。
サウンディングでは、整備する施設の内容や事業方式、対象範囲、社会情勢の変化を踏まえたゾーニングについて、提案を募る。用地の利用条件は使用許可または貸し付けを前提としている。
提供:建通新聞社