菊陽町は、原水に計画のアーバンスポーツ施設等整備工事にかかる公募型プロポーザルの手続きを始めた。設計から施工までを一括で行う事業者を選定するもので、参加意向申出書を2025年1月14日を期限に受け付ける。事業者の形態は企業または複数企業で構成する共同企業体とし、1月下旬頃に最適な受注候補者を選定する。総事業費(提案上限額・税込)は12億7700万円。
参加資格は、町競争入札参加資格名簿の登録者。設計者・工事監理者は一級建築士事務所の登録を受け、13年度以降にスケートボード施設(ストリート競技施設またはパーク競技施設)の基本設計か実施設計の実績が必要となる。施工者は、特定建設業(建築工事業)の許可を求める。
参加意向申出者の構成や資格要件の適格審査を行った後、技術提案書類を1月23日まで受け付け、28日にプレゼンテーションの本審査を実施。町議会の議決を経て、2月中旬の本契約を予定している。
アーバンスポーツ施設は、菊陽杉並木公園を拡張して、オリンピックの競技種目に採用されるなど注目が高まっているスケートボードやバスケの3x3などの専用施設(約1・5f)を整備するもの。町は、新たな観光・誘客・賑わいの拠点として全国大会や世界大会の誘致が可能な施設を考えており、26年度の開業を予定している。
工事の要求水準書によると、スケートボードのストリートエリア約1600平方b以上とパークエリア約1000平方b以上を確保し、多目的エリアおよび練習スペースに使う全天候対応(大屋根設置)のFLATエリアを約4000平方b程度整備する。3x3コートは2面分を予定。休憩所やトイレ、施設の入退場の窓口を置く管理棟(S造平屋建約517平方b)もつくる。
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