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滋賀産業新聞
2024/12/23

【滋賀】琵琶湖河川 野洲川MIZBEステーションの造成整備

 近畿地方整備局琵琶湖河川事務所は、野洲川MIZBEステーション造成整備工事について、今年度第4四半期に一般競争入札(標準型)で発注する予定だ。工事概要は河川土工(掘削工〔ICT〕V4万4000立方b)。発注規模は1億円以上2億円未満。工期は約9ヵ月間を見込む。工事種別は一般土木。
 河川空間を活かした地域の賑わい創出を目指す支援制度「かわまちづくり計画」について国土交通省は、一級河川淀川水系野洲川(国管理河川)を対象とする「野洲市MIZBEステーションかわまちづくり」と同時に、河川防災ステーションの上面などを活用し災害時と平時両面の機能を併せ持つ「野洲川MIZBEステーション」を8月8日付けで新規登録した。
 野洲市市三宅地先の野洲川河川敷(北流側帯)において、琵琶湖河川事務所・野洲市・滋賀県など関係者が連携しながら、隣接地に建設される『滋賀県立高等専門学校』からつながる「河川空間」と「まち空間」が融合した整備を新たにスタートさせる。推進主体は、関係者で構成する『野洲市MIZBEステーションかわまちづくり協議会』。
 「野洲市MIZBEステーションかわまちづくり」のハード施策は▽国土交通省=河川管理用通路、高水敷整備、親水護岸整備等▽野洲市=水防センター、スポーツパーク、サイクルパーク、多目的広場・芝生広場の整備、駐車場等―。
 「野洲川MIZBEステーション」は、野洲市が整備する水防センターと一体となり、災害時の緊急復旧活動や水防活動の拠点となる施設(河川防災ステーション)。平常時は、土砂採取場の上面にグラベルコースや土木技術研修場を整備する。内容は▽国土交通省=盛土整正整備、緊急復旧用資材の備蓄、車庫、管理用通路、ヘリポート等▽野洲市=水防センター整備、上面利用整備―。
 滋賀県立高等専門学校が開校予定の2028年(令和10年)春までの全体整備完了を目指す。
 琵琶湖河川事務所は今年度、野洲市MIZBEステーションかわまちづくり協議会の結果等を踏まえて、野洲川市三宅地区における河川防災ステーションの基盤整備に係る詳細設計等を、八千代エンジニヤリング大阪支店(大阪市中央区)に委託。主な業務内容は、河川防災ステーション造成詳細設計一式、護岸詳細設計一式。履行期間は来年2月28日まで。

提供:滋賀産業新聞