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建通新聞社
2024/12/20

【大阪】近畿地整 若手技術者への評価を拡充

 国土交通省近畿地方整備局は12月18日、2024年度第2回近畿地方整備局総合評価委員会を開き、総合評価落札方式における新たな評価方法などを審議した。自治体実績評価タイプでの新たな評価タイプの設定や若手技術者の表彰制度を新設する。
 新たな取り組みとして、新規参入促進を目的に実施している自治体実績評価タイプに「自治体実績評価タイプ(若手・女性技術者評価型)」を設ける。現行の自治体実績評価タイプで評価の対象外としていた、配置予定技術者の能力の項目について、「40歳以下の若手監理技術者(または主任技術者)」もしくは「女性の監理技術者(または主任技術者)」を配置すると申請した場合、5点加点する。25年度からの導入を目指す。
 これに合わせ、若手技術者に対する表彰制度を新設する。公告日などの時点で40歳以下の技術者のうち、工事では現場施工に従事した監理(主任)技術者、業務では管理(主任)技術者または主任担当者を対象に、優秀な成績を修めた者を表彰する。25年度に完了した工事・業務を対象に、26年度に行われる表彰から適用する。
 また、受発注者の負担軽減を図る取り組みを拡大する。23年度からWTO以上の一括審査方式工事を対象に試行している、配置予定技術者を入札時に申請する方式を、一括審査ではないWTO以上の一般土木まで拡大する。
 競争参加資格では、配置予定技術者の「同種工事の経験」と「資格」を求めるが、特定の技術者の申請は求めない。入札期限までに配置予定技術者に関する書類を提出し、競争参加資格を審査する。配置予定技術者が競争参加要件を満たしていない場合は、入札を無効とする。25年4月1日以降の公告工事から開始予定。
 この他、現在試行しているタイプの検証などを行った。
 ※写真は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社