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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/12/19

【群馬】県前橋土木が中央大橋の補修を25年度


県前橋土木事務所は、主要地方道前橋安中富岡線が前橋市大手町3丁目で利根川を越える中央大橋の補修を計画している。現在は、2025年度の工事発注に向けて準備を進めているところ。補修工は上部工を中心に実施する計画。設計は24年度に三陽技術コンサルタント(前橋市)が受注しており、現在も作成中となっている。
同橋は利根川を東西に渡しており、規模は橋長590・2m、全幅20・8mとなっている。11径間あり、上部工は西側から◇3径間連続鋼箱桁◇2径間連続鋼箱桁◇単純PCポステンT桁×2◇3径間連続PC箱桁◇単純PCポステンT桁−の順で架設されている。支間長は鋼上部工部分は70m程度、PC上部工部分は40m前後となっている。
これまでに実施した橋梁点検の結果、早期の補修が必要となるC判定を受けていることから箇所の補修を実施する。点検結果では鋼上部工部分は錆、コンクリート上部工ではクラックが発生している。また、床版部分は鉄筋露出、支承のアンカーボルト破断なども確認されている。
鋼上部工で補修設計を行っているのは、2径間連続鋼箱桁の2径間区間。コンクリート上部工としてはPC単純T桁橋×2の2径間、3径間連続PC箱桁の西側2径間区間、最も東にあるPC単純T桁区間となる。床版の補修は◇3径間連続鋼箱桁の中央径間区間◇2径間連続鋼箱桁区間◇PC単純T桁×2区間◇最も東にあるPC単純T桁区間−を予定している。支承についてはP1橋脚とP6橋脚の2カ所で補修を実施する。詳細な補修内容については、現在作成中の設計の中で詰めるとしている。
直近における中央大橋の補修工事としては、22年度に伸縮装置などの補修を宮下工業(前橋市)が実施。23年度には舗装補修工事などを小野里工業(前橋市)が行っている。