日本工業経済新聞社(群馬)
2024/12/18
【群馬】道路施設緊急保全対策で7件発注
渋川市は、道路施設の緊急保全対策として市内各所で行う7件の工事を近く発注する。入札方式は個別に今後判断する。12月補正予算で工事費として7件合計で1億6608万9000円を確保し、適正な工期を確保するため全額を2025年度までの繰越明許費に設定した。設計は全て直営でまとめた。
近年頻発している集中豪雨による災害への対策や、市道の安全性を維持するため緊急的に工事を行う。発注する市道の概要などは次の通り。
【有馬辰巳町線】
石原地内の上信自動車道渋川西バイパス石原跨線橋の直下に位置する線路沿いの路線。取り付け部分として市道1−3502号線の箇所も合わせて、舗装補修と路肩の補修を行う。舗装工は延長295m、幅員7m、面積2200uを対象に表層工を密粒度アスコン厚さ5pで打ち替える。路肩補修は、路線南側の段差のある箇所、延長15mで既設の側溝を撤去し自由勾配側溝を布設する。工事費として2477万2000円を確保した。完了予定は2025年12月。
【南部幹線】
八木原地内の蜂島交差点付近で舗装補修を行う。延長250mを対象に、車道部8・8m、歩道部1・5mの幅員で、密粒度アスコンでの表層工を車道部は厚さ5p、歩道部を厚さ3pで打ち替える。また、隣接する八木原下野田線では延長210m、平均幅員4mを対象に、密粒度アスコンでの表層工を厚さ4pで打ち替える。工事費として3061万3000円を確保した、完了予定は25年9月。
【駅前通り線】
渋川地内のJR渋川駅前の渋川駅交差点から市役所通交差点までの延長430mの区間で、歩道部分の舗装補修を行う。北側と南側の両歩道が対象となり、施工延長は860m、基本幅員3・5m、面積2180uで、密粒度アスコンでの表層工厚さ3pで打ち替える。工事費は3980万9000円を確保しており、完了は25年10月予定。
【西沢香湯線】
伊香保町伊香保地内で、紅葉橋から約300m北に進んだ路線。延長119・8m、幅員4・2m、面積513uを対象に舗装補修を行う。融雪施設が入っているため、基層は密粒度13アスコンで厚さ3p、表層は半たわみ舗装で厚さ4pで行う。工事費は2004万2000円を確保した。完了予定は25年7月となる。
【4−4153号線】
子持地区横堀地内の寄島集会所から約250m西へ進んだ箇所で、隣接する市道4−4145号線も含めて側溝整備を行う。路線の西側の延長91mを対象に300o×50〜120oの自由勾配側溝を新設する。23年度に島田建設工業(渋川市)が施工した箇所の延伸となる。工事費937万2000円を確保した。25年9月に完了を予定。
【敷島宮田線】
赤城地区の同市道で、JR敷島駅から北へ約300m付近の昨年度延伸箇所を対象に舗装補修工事を行う。延長245・5m、幅員は車道部分5・3m、面積1300uで表層工を密粒度アスコンを使用し厚さ5pで打ち替える。工事費は1142万9000円を確保しており、25年6月に完了を予定。23年度は田子林業(渋川市)が施工を担当した。
【上箱田栄線】
北橘町上箱田地内の県央第2水道高区調整池から約500m東へ進んだ箇所で、側溝改修工事を行う。延長104mを対象に路線北側で老朽化した既設の側溝を撤去し、60o×120oのU字溝を新設する。昨年度、狩野組(渋川市)が施工した箇所の延伸として行う。工事費3005万2000を確保した。工事完了予定は25年10月。