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建通新聞社(中部)
2024/12/18

【愛知】名古屋市 浮野・平田小の統合を決定

 名古屋市教育委員会は12月13日、定例会を開き、西区の浮野小学校と平田小学校の統合を決定した。2025年度の予算編成に向け、設計等の事業費を追加要求していく見込みだ。25〜26年度に設計、工事発注は27年度となる見通し。
 市の子どもいきいき学校づくり推進審議会(会長・土屋武志愛知教育大学名誉教授・特別教授)で示された資料によると、平田小(西区西原町88)を統合場所としている。平田小校舎・体育館は、老朽化が進んでいること、統合後の児童数では教室数が足りなくなることもあり、全面的に改築する。既存施設は、北校舎棟が鉄筋コンクリート造4階建て延べ3783平方b。体育館棟が鉄筋コンクリート造2階建て延べ1484平方b。その他の施設を含めた全体延べ床面積は5438平方b。敷地面積は1万0156平方b。
 浮野小(西区浮野町98)は、各学年1クラスの小規模校で、24年度の児童数は153人(特別支援学級の児童10人を含む)。学区の未就学児(0〜5歳児)は128人で、25年度以降の児童数は25年度の155人が最も多く、30年度は106人に減少する見込みになっている。
 同小学校は、元平田小分校として開校、1975年に平田小から分離新設して浮野小となった経緯がある。平田小と同じ中学校区にあることもあり、平田小を統合校に選んだ。
 平田小は、24年度の児童数は564人(特別支援学級の児童7人を含む)。未就学児は459人で、30年度は17クラス・445人の児童数を見込む。
 統合した場合のクラス・児童数見込みは、27年度に開校した場合で24クラス664人を想定。30年度は20クラス551人で、各学年複数クラスが確保できる見込み。通学区域内の未就学児は計587人。5歳児は120人で、1〜2歳児は各100人台、3〜4歳児は各90人台などとなっている。
 浮野小の既存校舎は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ3710平方bの北校舎棟、同造2階建て延べ1210平方bの体育館棟などがある。敷地面積は1万1690平方b。


提供:建通新聞社