福井県建設業協会(山本厚会長)は13日、杉本達治知事に対し、引き続き社会的な責務を果たしていくために、要望活動を行った。
山本会長から、杉本知事に4点にポイントを絞った要望書を手交。▽公共事業予算の安定的・継続的な確保等▽低入札価格調査制度の見直し▽災害協定締結に係る加点の見直し▽総合評価落札方式の見直し、としている。
前文には、要望の意義と重要性について、こう明記。災害が激甚化し、頻発化する中、時に最前線で地域の安全・安心を担う地域の守り手としての役割がますます増大しており、若年層の入職を図り、次世代の担い手を確保していくことが、これからも社会的使命を果たしていく上で最重要課題となっている。現在、若年層の入職を促進していくために、新4Kの実現を目指し、賃金水準の向上や、長時間労働の是正、週休2日の確保など、建設業の「働き方改革」を推進し、ICTの活用による「生産性向上」に取り組んでいる。今後とも、行政と相互に連携・協力し、社会インフラの整備と、維持管理を通して、引き続き社会的責務を果たしていく所存。地域の安全・安心の守り手である地域建設業が、働き方改革や、生産性向上への取り組みを加速させ、担い手を確保・育成し、その社会的使命を引き続き果たしていくために、特段の配慮をお願いします。