向日市は、現在休館している向日市民温水プールの既存施設を解体し、施設規模を縮小し再整備する。令和8年7月の着工に向け、基本設計に着手する。
市民温水プール(鶏冠井町上古8−1)は、向日市民体育館及び市民ふれあい広場の南側に位置し、ゆめパレアむこうに隣接する。敷地面積は8474・67uで、市街化調整区域に指定されている。新施設の延べ面積は1300u程度を想定している。構造は設計業務で検討する。
整備内容は、プール(小学生が授業で利用できるもの及び幼児用)、25mプール(コース数6、飛込み台無し)、幼児用プール、事務室、受付、更衣室(男女等)、採暖室、トイレ、シャワー室、機会室、倉庫、その他必要諸室。
8月に開催された向日市民温水プールあり方検討会議では、再整備計画について「既存施設を解体し、以前よりも施設規模を縮小した市民温水プールを再整備する。新たに整備する市民温水プールについては、幅広く市民が活用できる施設とすること、学校の水泳授業も実施できるよう整備することで、学校プールの改修費用を不要とし、財政負担を低減する」とし、プール再整備のコンセプトを「幼児から高齢者までの利用に配慮し、幅広く市民が活用できる施設」「学校プールとして活用し、かつ永続的に利用できる施設」「ユニバーサルデザインや環境にも配慮した施設」とした。
9月補正では、市民温水プールの解体及び基本設計に係る費用に2億5100万円を計上している。内容は設計・監理業務委託料に1600万円、施設整備工事費に2億3500万円。
市民温水プール解体工事については、11月に一般競争入札で京都土木(京都市伏見区)が落札した。
基本設計業務はこのほど指名競争入札で通知。12月25日に開札し担当業者を選定する。業務期間は令和7年3月31日まで。