カネタグループのサンキョーフーズ(本社・新潟市中央区長潟2丁目6―17 田畑英樹代表取締役)が、新潟市江南区で進めてきた本社・工場新築工事が完成し、このほど竣工・引き渡し式が開催された。
同工事は希望コンストラクション・マネジメント(大阪市)がJCM(日本型コンストラクションマネジメント方式)で発注し、見積もり参加者を募集。元請工事会社にイワコンハウス新潟、専門工事会社19社が選定され工事を進めてきた。
式ではイワコンハウス新潟の高尾茂典社長が「工事中の事故がないように安全第一と品質確保に心がけ、工期内で無事に引き渡しの日を迎えた。常に現場管理や工程管理に足を運んでいただいた田畑社長の熱い思いを形にすることができた」とあいさつした。
設計監理を担当したワシヅ設計(長岡市)の鷲頭加思郎社長が「来年以降、新たな生産拠点として発展されることを祈念している」、プロジェクトのコンサルを務めたクレビス(仙台市)の高橋三夫代表取締役は「工場が稼働し始めてからのメンテナンスなど、これからも長いお付き合いをさせていただきたい」と述べた。
田畑社長は「皆様の高度な技術と真摯(しんし)な対応のお陰で私達が求めていた理想的な工場が完成した。効率化と品質向上を目指す重要な拠点になる。新工場で生産される商品が多くのお客様に喜ばれるよう、社員一同努力していく」と謝意を表した。式典に先立ち、田畑社長、高尾社長、鷲頭社長、高橋社長によるテープカットが行われた。
老朽化が進む本社・乾物部と惣菜部(新潟市中央区長潟3丁目)、カット野菜部(新潟市秋葉区滝谷)の3機能を集約するため、両川東土地区画整理事業地内の敷地8359・03平方メートルに本社および工場を移転新築するもの。建設規模はS造2階建て延べ4515・40平方メートル。
2025年3月の稼働を予定する。