吉勝重建(矢野智孝社長)はこのほど、住友建機販売から安全性や操作性、快適性に優れた解体機「SH135X―7(SH135)」を新規導入した。
同機は木造家屋解体に抜群の威力を発揮。低所から高所まで幅広く対応し、狭い場所での作業性も優れている。さらにFVM2(NETIS登録番号:KT―190106―VE)お知らせ機能付き周囲監視装置を備え、周囲監視カメラ画像を解析。人が接近していると判断した場合、オペレータに報知する。
従来はカラーコーンによる作業範囲の明示や監視員の配置で対応していたが、同技術の活用により、後方約230〜270度をオペレータが直接確認できるため、安全性を格段に向上させた。作業員ではなく、システム的に判断できるため、安全に最大限配慮した機能となっている。
矢野社長は今回の解体機導入について「最新機種で安全性への配慮が優れている。オペレーターがその操作性、安全性を実感してくれるだろう」と述べ、今後の解体業のあり方として「日本は少子化・人口減少期に突入しており、外国人が今後、現場に参入してくることから、従来以上にこうした安全性能の向上が必要不可欠になってくる」としている。