伊達地方衛生処理組合は12日、ごみ焼却施設整備事業に係る環境影響評価方法書を公表した。2028年度に造成工事を行い、31年度までに建設工事を完了。32年度に供用開始し、同年度以降に既存施設を解体する。
現施設(1995年築、RC一部S造4階建て延べ約4500u)の老朽化に伴い、伊達市保原町西新田地内の組合敷地内、粗大ごみ処理施設隣に建設する。建設地は高さが低いため造成工事で盛土する。焼却炉の方式は現在のストーカ炉式3炉から、廃棄物を高温で溶融処理するシャフト炉式ガス化溶融炉2炉に変更。処理規模は既存施設と同等の1日最大150tとする。
新施設の給水は既存施設と同様に地下水を利用する。排水は場内に新規設置する排水処理施設で処理した後、焼却施設のガス冷却水としてすべて再利用し、無放流とする。
基本構想・基本計画・発注者支援業務は東和テクノロジーで進行中。履行期限2028年3月31日。基本・実施設計は建設工事と一括してプラントメーカーに発注する見込み。
方法書は1月17日まで組合事務所で縦覧。電子閲覧も可能。
(提供:福島建設工業新聞社)