大阪市建設局は、グラングリーン大阪の先行開業などで注目の集まる「うめきた2期地区」に近接する大淀中公園の官民連携による活性化の可能性を探るため、マーケットサウンディング(市場調査)を行う。行政・事業者・地域の共創により、公園の魅力向上を図るとともに、コミュニティーの形成など地域貢献の取り組みにつなげる狙いだ。
大淀中公園の活性化に向けた事業に事業主体として参加する意欲を持つ単独企業またはグループでの参加を求める。参加申込書と提案書を2025年2月25〜28日に受け付け、3月3〜31日に提案者との個別対話を実施する。調査結果は4月下旬に公表する予定だ。
今回の市場調査では、民間事業者が整備・運営を行い、公園のにぎわい創出や活性化、公園利用者の利便性向上などに寄与する収益施設の提案を受け付ける。収益施設に地域交流スペースを併設するなど地域貢献につながる提案を求める。
合わせて、収益施設などから得られる収益の一部により実施可能な公園の維持管理計画、公園施設の再整備(リニューアル)の内容や事業者による費用負担の可能性などを提案する必要がある。事業期間は最長で20年間とする。
所在地は大阪市北区大淀中1丁目。面積は5391平方b。大阪駅から西に約700b、阪急中津駅から南に約700bに位置する。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率300%)。同公園周辺地域は人口増加傾向にある。
※写真は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社