東北地方整備局秋田港湾事務所は、能代港外港地区北防波堤の改良(L約700m)に関し、今年度は消波・被覆ブロックの製作(消波ブロック60個、被覆ブロック110個)を進めており、7年度も同程度の製作を発注する見通し。また、今年度と7年度に製作するブロックでケーソン1函分(L約25m)の据付を7年度に発注する予定。
能代港外港地区北防波堤は延長2,000mで、このうち北東側の1,000mが国、南西側の1,000mが県の管理となっている。国が管理する防波堤の港外側では一部に消波ブロックや被覆ブロックが設置されていないため、県が管理する防波堤との境を起点に、延長約700mにブロックを設置する。なお、県が管理する防波堤のブロック設置は5年度に実施済み。
整備はA・B工区(L約300m)、C工区(L約400m)に分けてA・B工区から着工する見込みで、同工区の設計はエコーでまとめた。また、施工時の資材置き場として北防波堤の北東にある中島地区積出護岸を使用。護岸の矢板が老朽化していることから、耐久性の向上を図るため、矢板の前面に新たな鋼矢板を設置する工事を中田建設で進めている。
なお、C工区はA・B工区が概成した後に着工する見込み。20年度の事業完了を目指す。
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秋田建設工業新聞社