日本工業経済新聞社(群馬)
2024/12/11
【群馬】さくら小学校の建設へ 概算事業費は35億
富岡市は、さくら小学校建設事業および西小学校長寿命化改修事業における概算事業費について、さくら小学校が35億円、西小学校は13億4000万円を見込んでいることを示した。2校ともに2025年度に工事を計画。さくら小学校の建設に向けた基本・実施設計は石井設計・石井アーキテクトパートナーズ・赤石一級建築士事務所JV、西小学校長寿命化改修改修工事の基本・実施設計業務は石井アーキテクトパートナーズ・石井設計・赤石一級建築士事務所JVが受託している。
さくら小学校の建設に向けた基本・実施設計は、25年7月31日までの履行期限で進めている。西小学校長寿命化改修改修工事の基本・実施設計について25年3月28日までの履行期限となる。
さくら小学校は、一ノ宮運動場(一ノ宮1702)に建設する。一ノ宮体育館を含んだ建設地の敷地面積は1万7682u。校舎や体育館、プールなどを建設する。主な整備の内容は◇普通教室15室(特別支援教室3室含む)◇特別教室◇多目的教室等◇管理諸室◇体育館◇プール(更衣室等含む)◇校庭◇駐車場◇駐輪場◇体育館器具庫◇備蓄倉庫◇植栽◇その他付属建物◇スクールバス発着場−などとなっている。
一ノ宮体育館は解体する予定で、工事内容などについて設計で検討する。一ノ宮体育館はS造平屋、床面積599uとなる。
一ノ宮運動場を建設地とした理由として、仮設校舎を建設する必要がなく、児童の学習活動への影響を及ぼさずに建設できること、以前学校跡地であったことから、学校用地としての諸条件が整っていることなどを挙げている。
西小学校は27年4月1日に黒岩小学校(下黒岩1870−1)との統合が予定されている。校舎、屋内運動場ともに建設から40年以上が経過しており、外壁や内装などにおいて施設の老朽化が著しい状況となっている。
基本方針には、ZEBを推進することや防災機能を高める整備を行うことのほか、ユニバーサルデザインに配慮しバリアフリー化を図ることなどが掲げられている。改修工事については校舎と屋内運動場を対象として実施をする。
これらを踏まえ、児童が安全安心に学ぶことができる場として、将来にわたって長く学校施設を使用していけるよう長寿命化を図る。対象の施設は◇北校舎=RC造3階建て、延べ床面積4124u◇南校舎=RC造2階建て、延べ床面積882u、◇屋内運動場=S造平屋、床面積662u−となっている。