北陸新幹線の開業効果の最大化と持続的な賑わい創生に加え、その賑わいを嶺南全体に波及させるため、敦賀商工会議所、敦賀市、福井県で設立した「敦賀まちづくり協議会」は、「(仮称)敦賀まちづくりアクションプログラム骨子(案)」をまとめた。
計画期間は2030年度まで。
ハード面の整備では、商工会議所機能の拡充として、老朽化が進む敦賀商工会館の移転とともに跡地利用を検討と盛り込んだほか、氣比の杜整備構想の策定・推進では、氣比神宮に隣接する旧北小学校跡地を新たな人の交流やコミュニティを創出する「文教エリア」として整備するとともに、グラウンド跡地は神宮の杜として再整備、と登載した。
敦賀の港や鉄道、歴史・文化、食など、ポテンシャルの高いコンテンツを充実、連結させ、国内外から人を惹きつける場をつくるとともに、まちなかに持続的な賑わいを生み出し、その効果を敦賀市内や嶺南地域全体に波及させるのが狙い。
今回の骨子案は、「「オールつるが」で敦賀のまちの魅力を高め、多様な交流によるにぎわいを創生」を基本方針とし、施策の方向性には(1)駅まち回遊(2)賑わい創生(3)歴史文化(4)観光交流―の4つのまちづくりを掲げている。