茂原市は、水害のない街づくりの推進に伴い、最大で市内28か所において内水対策を検討する。6日に「第1回水害のない街づくりプロジェクト・チーム会議」を市役所1階102会議室で開催した。さらに「令和5年9月8日の大雨に対する総合的内水対策検討業務委託」の指名競争入札手続きを進めており、11日に開札に至る。委託期間は2025年7月25日まで。業務では、23年9月8日の降雨を条件として市内28か所におけるシミュレーションを実施し、平面的に可視化した上で、排水ポンプの設置や樋管の改修など必要な内水対策を検討する。
対象箇所は、19年の大雨で大きな被害があった市内24か所に、23年9月8日の大雨で被災した4か所を合わせた28か所。
シミュレーションは、現状に加え、29年度までの一宮川流域浸水対策特別緊急事業が完了した想定でも行う。
対策の検討に当たっては、緊急性、事業規模、必要となる予算、国庫補助の有無なども踏まえ、優先順位を決定する。
プロジェクト・チームは、水害のない街づくりを推進することを目的としている。白井高・都市建設部長をリーダー、積田篤・土木建設課長をサブリーダーとし、土木管理課長、都市計画課長、建築課長、下水道課長、農政課長、防災対策課長および各所属の課長補佐級・係長級職員で構成。事務局は土木建設課。また、総務課長、職員課長、企画政策課長および各所属の課長補佐級・係長級職員がオブザーバーを務めている。
第1回会議では、今後のスケジュールや、今回の業務の概要を議題とした。
第2回会議は25年4月11日に開催する予定で、進捗に応じて業務の中間報告を行う可能性もある。