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　小矢部市は、１２月補正予算案に新庁舎整備事業で地盤調査業務委託費２５５２万円を計上した。
　新庁舎が建設される現庁舎（本町）前の駐車場部分のボーリング調査を行う。調査個所は５カ所程度。この結果を基に耐震または免震のいずれかの構造を採用するか判断し、概算工事費も算出する。
　同事業では、車庫と書庫の解体などの工事に係る実施設計業務委託費として５５０万円も計上している。解体後の来庁者用の駐車場、工事期間中の仮出入口を含めて実施設計が行われる。
　また、市道新設改良事業の中で、本庁舎周辺道路改良工事設計業務委託費に８９６万５０００円を盛り込んだ。
　基本計画案によると、建設規模は総合保健福祉センターに分散している福祉部門が集約され、延べ床面積６０００―６８００平方メートル。フロア構成は４階建て案を基本に１階に市民サービス機能を集約する。整備手法は、従来型の設計・施工分離発注方をとる。
　基本計画に続き、基本設計を進めて２０２５年５月に取りまとめる。その後、２５年度に実施設計、２６年度に建設工事に着手し、２８年度の供用開始を目指す。
　基本計画および基本設計は、石本建築事務所（名古屋オフィス）・中川建築設計事務所設計共同体が担当。