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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/12/09

【群馬】群馬東部水道企業団は太田本所の建て替えへ


群馬東部水道企業団は、老朽化する太田本所(太田市浜田町11−28)の建て替え工事について、2025年7月ごろの発注を予定している。発注方式は工事規模から一般競争入札が想定され、分割方法などは現在も検討が進む。工期は25年9月から26年11月ごろとなり、27年4月の供用開始を目指す。工事費は23年度の当初予算で継続費として、17・1億円を設定している。
新庁舎はS造3階建て、延べ床面積2980u。倉庫棟については別棟の案もあったが、建設は行わずに既製品を用いる方針。駐車場は職員用および公用車用が120台、来庁者用が30台の計150台を設置する。新庁舎の中にはオープンフロア型式の執務室や災害時に対策本部として機能する会議スペースなどの整備を行う。建設地は旧学校教育センター(太田市下浜田町1088−2)の解体後の敷地面積は約6600uとなる。設計業務は基本設計および実施設計業務のほか、解体工事設計業務も含めて、石井設計(前橋市)が手掛けた。
予算に関しては、23年度当初予算により継続費を設定。太田本所庁舎建設事業として計画し、内訳は◇23年度=3000万円◇24年度=7000万円◇25年度=7億円◇26年度=10億5000万円◇27年度=9000万円−としていた。事業費の内訳は工事費17・1億円、既存庁舎解体工事費9000万円、移転費用3000万円などとしている。
太田本所は1969年に建設され、建設から50年以上が経過している。2012年度には耐震診断を実施したが、耐震不足判定を受け、利用者や職員の安全性を確保するために建て替えることとなった。庁舎は@利用しやすく親しみやすい快適な庁舎A住民の生活を守る安全・安心な庁舎B長期間にわたって使用できる効率的で経済的な庁舎C環境に優しいエコな庁舎−の基本理念に基づいて建設を実施。
現在の太田本所はRC造3階建て、延べ床面積約3000u。敷地面積約4500uとなる。庁舎解体後の敷地は市が運用する方針。解体工事発注は27年度を見込む。