志木市は公共施設適正配置計画の「第2期個別施設計画」素案を明らかにした。計画期間は2025〜34年度までの10年間。公共施設の現況を踏まえた上で、計画期間内に計6施設の改修を検討していく方針を示した。そのほか、一部の施設では集約・建て替えなども検討していく見通しだ。まず素案に関する意見を募り、年度内にも計画をまとめる見通し。
第2期では、第1期においてマネジメント方策を未実施だった施設、耐震性能が不足している施設などを優先して対策を練る。
公共施設の規模を市の現状に沿った適切なものとするために、現施設を改修・継続する場合は現況の施設規模を維持するが、建て替えの場合は約1割、集約・複合化する際には3〜4割程度の規模削減を目指す考え。
今後10年間で改修を検討する施設は▽旧村山快哉堂(床面積63u)▽志木小(1万3333u)▽宗岡学童保育クラブ(同176u)▽第二福祉センター(1535u)▽志木駅前自転車駐車場・志木駅東口地下駐車場(1万625u)▽柳瀬川駅前自転車駐車場(1450u)――。
北美保育園(延べ床面積569u)と西原保育園(同786u)に関しては、多様化する保育需要を踏まえて施設の集約化を検討する。西原保育園内に併設している子育て支援センターは、同保育園の閉園に伴って廃止となる想定。
消防団第1分団車庫(延べ床面積137u)は機能効率化を考慮し、施設規模の縮減を前提とした建て替えを検討。いろは保育園(延べ床面積968u)についても、第2期の後半をめどに規模を縮減する方向でマネジメント方策を検討することとしている。
すでに計画が動いている市民会館・市民体育館複合施設の整備、埋蔵文化財保管センター・郷土資料館の複合化、秋ヶ瀬スポーツセンター・武道館の複合化なども適切に推進していく見込み。
提供:埼玉建設新聞