トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2024/12/06

【鳥取】今議会補正に40.8億円要求へ/佐陀川堰堤に1.4億円など/米子県土

 県米子県土整備局は、11月県議会に追加提案する補正予算で、総額40億8000万円の事業費配分を要求した。街路両三柳中央線整備、国道181号佐川〜根雨原工区道路改築、佐陀川の堰堤工事、上細見南地区で進める急傾斜対策などに予算を求めた。
 内訳は、道路22億7400万円、河川6億6500万円、治山砂防10億7100万円、空港港湾7000万円。
 要求に対し、米子県土の同時期の補正配分額は20億円程度となっており、河川や治山砂防が優先的に付きそう。
 このうち、道路は、国道181号伯耆橋で進めている橋梁補修に1億7000万円、国道181号佐川〜根雨原工区道路改築には2億円を要求。同改築では、佐川側の山切りを継続する考え。
 県道大滝白水線(大坂工区)には県道改築に3億円、道路災害防除工事に1億円を要望。それぞれ、軽量盛土工と鉄筋挿入工、補強土壁の着手などが内容で、引き続き事業を進める。
 一部を暫定供用する街路両三柳中央線=写真=は、交差点改良などに1億円を充て、完成を目指す方針。県道倉吉江府溝口線の一ノ沢改良工事には1億3300万円を求めており、翌年度予算を前倒しするゼロ県債事業と両にらみでの予算確保を目指している。
 河川は、米子市皆生新田での水貫川河川改修工事に伴う排水機場での除塵機整備などに2億5000万円、同市から南部町にかけての小松谷川改修工事の工事用道路復旧に1億円を要求。ダムメンテナンスで賀祥ダムのダムコン(制御処理設備)の予算確保として1億7700万円。
 治山砂防では、佐陀川の堰堤工事に1億4000万円を盛り、左岸側の本堤工の垂直壁などを行い、管理用道路や護岸工に着手したい考え。
 奥山川の堰堤工に1億円、大倉山川には8000万円、三部支線には事前調査と管理用道路整備で計7000万円、祇園町2地区では土工と擁壁工に8000万円、上細見南地区で進める急傾斜対策では1億2000万円を求め、南側の鉄筋挿入工や擁壁工を進める構え。港湾の7000万円は、淀江漁港の施設修繕費。

日刊建設工業新聞