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　【横浜】学校法人神奈川大学（横浜市神奈川区六角橋３ノ27ノ１）は、横浜市緑区にある中山キャンパスに寄宿舎「（仮称）陸上競技部駅伝チーム合宿所」を新築する。設計は三菱地所設計（東京都千代田区）が担当。施工者は選定中としている。２０２５年度の着工、26年度の完成を目指す。
　規模は鉄筋コンクリート造３階建て延べ２５００平方�b。60室の居室を設ける。駐車場はピロティ部分に４台、屋外に１台の計５台分を確保。エントランス付近の地下には調整池を整備する。
　建設地は横浜市緑区台村町８００他の敷地２９３３平方�b。中山キャンパスの北側部分にあり、サッカー・ラグビー場に隣接する。
　敷地内には約７�bの高低差があるため、東側には斜度30度の斜面緑地を整備。緑地の各所に雨水管と雨水桝を設け、雨水が低地にある寄宿舎に流れ込まないように配慮する。また、接道部や隣接する住宅との境界には高さ０・５〜２�b程度の擁壁を設置する。
　この他、合宿所の建設により自動車の出入りが増えることを想定し、接面する道路の幅員を現状の４・５�bから６�bに拡幅。中山キャンパスの出入り口付近にある車止めは撤去する。
　陸上競技部駅伝チームは１９４８年に創部した。97年に箱根駅伝で初優勝、98年には連覇を達成。２０１７年にも現マラソン日本記録保持者の鈴木健吾選手を擁して３回目の優勝を果たした実績を持つ。
　神奈川大学は、スポーツ関連の部活動をはじめ課外活動団体が質の高いパフォーマンスを発揮することがブランド力の向上や学生・教職員・卒業生の帰属意識の醸成につながると考え、各団体の活動を支援する環境整備に取り組んでいる。

提供：建通新聞社