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建通新聞社四国
2024/12/06

【高知】高知市 12補正予算案一般会計に42億

 高知市は、大阪・関西万博を契機として市の魅力をPRする「シティプロモーション業務」の債務負担行為設定や道路改良、道路舗装、農道舗装工事の早期発注を目指すゼロ市債の設定などを盛り込んだ12月補正予算案をまとめた。一般会計に42億7300万円を増額する。
 ゼロ市債の対象となるのは道路改良工事8件、8600万円と道路舗装工事5件、4000万円、農道舗装工事1件、700万円。いずれの工事も25年4〜6月の工事稼働に向け、債務負担行為を設定し、早期の入札事務に取り掛かることで公共事業の施工平準化を目指す。
 一般会計に計上した建設関連予算では、桂浜公園駐車場の駐車台数を増やすため管理事務所を解体する桂浜公園整備事業費に1000万円を計上。8月に発生した春野関脇市営住宅火災で被害を受けた住宅の解体、復旧を行う住宅整備事業費に1571万円を充てる。
 泉野小学校のプールで塗装の剥がれが発生しているため改修する施設整備事業費に1295万円、日本トーター高知市総合運動場の体育館トレーニング室に空調設備を設置する総合運動場施設整備事業費に1220万円を計上する。
 その他、観光振興や経済活性化、人口減少対策を目的に来春放送のNHK連続テレビ小説「あんぱん」や大阪・関西万博の開催に合わせて市の観光やふるさと納税、移住などの情報発信するため、特設サイトの作成や動画、ロゴマークの制作などを行いPRする「シティプロモーション」の業務委託料として、24年度から25年度までの債務負担行為に限度額2029万円を設定する。
 高知市の12月定例議会は12月5日に開会、23日までの会期で予算案などを審議する。

提供:建通新聞社