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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/12/05

【群馬】25年度に区画整理工へ着手する


県吾妻農業事務所農村整備課は、高山村中山地内の原地区で進めている農地中間管理機構関連農地整備事業について、早ければ2025年度に区画整理工に着手する。原地区では、事業面積20haを対象にほ場整備を進めていくもので、25年度は1工区の約3・6haを対象に、土工や幹線農道および排水路の整備などを行う。調査や設計業務は藤和航測(前橋市)が担当した。
原地区は、未整備で農地の区画が不整形となっており、効率的な営農に支障をきたしているために整備を行う。区画を拡大し、農道を拡幅することで大型機械による作業効率の省力化を図り、担い手への農地集積を促進し、地域農業の継続的な振興へ貢献していくとしている。
事業では、約20haを2工区に分けて工事を行っていく。総事業費は7億6500万円、事業期間は23年度から27年度までとなっている。
全体の工事計画としては区画整理工20ha、道路工5100m、排水路工3600m、獣害防止柵3900mで整備する。現道は幅員2mの舗装農道で地区内排水路がないために整備する。
来年度発注予定の1工区では、3・6haを対象に表土の厚さ25pで剥ぎ取り戻しをする。切り盛りによる土量は2万3000立方mとなる。
農道整備は、延長630mで幅員4〜5mで舗装を行う。舗装構成は置き換え路床工=31p、上層路盤=15p、表層4pとしている。また、延長700m区間では砂利敷により整備する。幅員は3〜4mを予定。このほか、舗装農道脇に300o〜400oU字溝を布設する。
獣害防止柵の設置については、数量などを詳細設計で詰めているところ。
今後、1工区の区画整理が完了次第、残る2工区の工事を発注していく計画としている。現在は地区外排水路工を指名通知済みで、9日に開札する。また、同地区における埋蔵文化財調査業務を高山村が歴史の杜(中之条町)へ委託して進めている。