滋賀県長浜土木事務所木之本支所は、管内の拠点間ネットワークとして木之本高月線の馬上工区・雨森工区において進める道路拡幅整備は、馬上工区は24年度延長933b規模の道路整備工事を発注し25年度まで進めるほか延長400b規模の道路および平面交差点1ヵ所の改築整備の修正設計を委託済みで約4ヵ月でまとめる。雨森工区は24年度さく井工事を発注・着工したほか高野交差点で計画する環状交差点(ラウンドアバウト)に新設する消雪設備の詳細設計を委託済みで25年1月末まとめる見通し。25年度以降取り組んでいく用地取得や事業費措置が順調に行けば優先度から判断し馬上地区もしくは雨森地区の工事を順当に発注していきたい考え。なお、木之本支所の23年度地域別・道路整備アクションプログラムでは木之本高月線の馬上・雨森工区の道路拡幅は27年度までの部分完了を目標に位置付けている。
馬上工区では24年度正和設計(大津市)に木之本高月線単独道路改築設計を委託(7月12日開札)し、長浜市高月町馬上地先延長0・4q規模の道路と平面交差点1ヵ所の修正詳細設計を実施。馬上地先の区間延長400bについては過年度2車線として道路詳細設計を行ったが、このうち延長約200bの幅員を確保することが困難となったことから、横断面の構成を見直す。見直し区間に交差点も含まれることから併せて平面交差点の修正設計も行う。委託期間は120日間。また雨森工区では24年度エフウォーターマネジメント(大津市)に木之本高月線補助道路整備設計業務を委託(9月26日開札)、木之本高月線の高月町雨森地先の高野交差点に後年整備するラウンドアバウト交差点に新設する直径11b、総延長127・66b規模の消雪設備(地下水取水新設)の詳細設計を行う。既存施設の長浜市富永橋消雪施設の状況や取水方法等を複合的に検討し最適案を決定する。委託期間は25年1月31日まで。
また24年度馬上工区については木之本高月線補助道路整備工事を田中シビルテック(長浜市)に発注済み(8月22日開札・1億5245万円)で施工延長933b、道路土工一式、擁壁工739b、ベンチフリューム工633b、現場打ち集水桝工29ヵ所を26年2月27日まで進めるほか、雨森工区では木之本高月線単独道路改築(さく井)工事を彦根鑿泉(彦根市)に発注(9月26日開札、515万1000円)し、さく井工48bを25年1月7日まで進める。
このほか23年度は木之本高月線補助道路整備工事を近江建設(長浜市)に発注し施工延長1733b規模の道路土工、擁壁工(98b)、ベンチフリューム工(90・6b)、現場打ち集水桝工5ヵ所を行った。
県道332号木之本高月線は、長浜市木之本町石道地先を起点に同市高月町馬上に至る3・9qの一般県道。
提供:滋賀産業新聞