保健所や窓口サービス機能、議会に提示
新庁舎建設基本計画の見直し
松本市は12月2日、新庁舎建設基本計画の見直しにあたり、仮称・南松本庁舎の規模や整備の方向性などをまとめ、市議会市役所新庁舎建設特別委員会に示した。南松本庁舎は、保健所機能や窓口サービス機能などを備え、延べ面積は概算2500〜3500uを予定している。
同基本計画の見直しは、建設技術研究所(東京都)が担当しており、契約期間は2024年10月9日から25年6月30日まで。主に、各庁舎の規模や配置計画、概算事業費、事業スキーム、民間事業者への市場調査、事業手法の整理・評価、スケジュール整理などの検討を行う。
南松本庁舎の建設候補地には、「イオン南松本店」南側にある未利用の市有地を挙げた。市によると、「社会福祉協議会をはじめとする福祉関係機関との連携や、建設コストの縮減を図ることから適地と考えられる」とした。
導入機能を見ると、第2段階の保健所としての基本機能や検査機能、動物愛護センター機能、窓口サービス機能等を予定。施設の概算面積は、保健所が延べ2000〜2500u、窓口サービス機能等が延べ500〜1000uとし、最大で延べ3500u(2階建て、建築面積1750u)を見込んだ。
今後は、南松本庁舎の具体的な整備内容について検討を進めるほか、配置職員数や執務室等のレイアウトを作成し本庁舎の規模を算出。また市場調査を実施し、事業スキームや概算事業費、整備スケジュールの検討も行う。
新庁舎建設に向けては、建設概要などを見直した基本計画は25年度上期に策定、基本設計は同年度中に着手する予定。
この日、同特別委員会は、南松本庁舎の設置を「了承」と集約した。
提供:新建新聞社