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　金沢市都市再生緊急整備地域準備協議会の水野一郎座長は２日、市役所第一本庁舎に村山卓市長を訪ね、「（仮称）金沢駅東都心軸地域」の都市再生緊急整備地域指定を目指すエリアと地域整備方針（素案）の取りまとめについて、報告した。
　指定を目指すエリア（素案）は金沢駅から武蔵ヶ辻、南町、香林坊、片町に至る都心軸沿線が対象で、全体面積５９ヘクタール。地域整備方針（同）はエリア全体に加え、金沢駅周辺区域と都心軸区域の特性を踏まえて作成。また、緊急かつ重点的な市街地の整備の推進に関し必要な事項で、駅周辺区域の「金沢の玄関口としての拠点性を生かした多様な都市機能を集積するとともに、金沢都市計画高度地区の規定や、用途地域による容積率にとらわれず、土地の有効かつ高度な利活用を積極的に促進する都市開発事業を誘導」において、「用途地域による容積率にとらわれず」の文言を追加した。
　水野座長は「香林坊、片町近代化事業の竣工から約５０年経ち、これらを再生する新陳代謝のいい時期であり、計画がうまく進むとよい」と述べ、村山市長は「保全と開発の調和を大事にしながらも都市を構築していかねばならない」と語った。
　市は、年内に内閣府への素案申請を予定する。