米原市は、地元要望などを受け国道8号バイパスと湖周道路をつなぎ計画する新設市道「磯六川入江線」について、22年度道路予備設計と路線測量を完了し検討していた橋梁の新設が決定したため23年度委託し完了した橋梁の予備設計と橋梁・道路の土質調査に続き、現時点では25年度にも道路を先行して詳細設計や補償調査の発注へと進めたい考え。26年度に取り組む見通しの用地測量から28年度にかけての用地取得を経て、29年度にも道路から初弾工事を発注・着工、適宜橋梁についても詳細設計から工事発注していき、早ければ33年度までの5ヵ年で施工を進め、整備を完了させたい考えだ。
23年度湖北エンジニアリング米原営業所(米原市)に委託した橋梁予備設計では、磯六川入江線の入江地先の河川「入江干拓承水溝(磯北川)」を渡河する車線片側1車線、両側歩道を備えた現時点では橋長約13・3b規模の鋼構造およびコンクリート橋梁1橋について、河川改修(護岸改修)を含めた予備設計を完了している。また橋梁および道路を対象とした土質調査を西日本技術コンサルタント米原営業所(米原市)に委託し、地質調査一式を行った。
22年度は入江地先他における延長約970b規模の新設道路の予備設計を石居設計米原営業所(米原市)に委託し完了。また路線測量をトーワ測量(米原市)に委託し完了している。21年度は現況測量を湖東測図(米原市)で実施し完了、20年度行った概略設計はこちらも石居設計米原営業所が担当した。
市道磯六川入江線は、国道8号バイパスの入江地先の起点から現在は道幅が狭い農道・里道が通っている農地を西進し、集落地域を通過し湖周道路(さざなみ街道)にある既存信号の箇所に合流する法線で計画。
現有道路の拡幅や新設などで、片側1車線、車道全幅約6bで約3b幅の歩道を両側に備えた全幅約12b、延長約970bの市道を整備する計画。集落部にある河川「磯北川」を渡河する新設橋梁「入江干拓承水溝」も整備し、道路整備によって地域住民の生活の利便性向上を目指す。
提供:滋賀産業新聞