加賀市議会12月定例会が11月29日に開会した。宮元陸市長は提案理由説明の中で、公募型プロポーザルを実施していた新たな屋内プール整備事業について、ENEOS不動産(横浜市中区)と大和リース金沢支店の共同企業体を優先交渉権者に決定したと報告した。
老朽化が進む中央公園屋内水泳プール(山田町地内)の移転にあたり、市は設計・建設などに関する提案を今月上旬まで募集。22日の選定会を経て決定したという。移転予定地は加賀温泉駅南側のエリアを予定。新施設では、屋内水泳場(25メートルプール8レーン以上、幼児用プール)やスタジオ、共有エリア、駐車場などを計画する。12月補正予算案に2024〜26年度の債務負担行為として限度額30億5270万円を設定している。
このほか、宮元市長は大聖寺菅生地内にある旧加賀商工会議所の土地と建物を譲り受けたことを報告。「この建物と周辺を福祉関連エリアとして環境整備を目指す」と述べ、同施設を有効活用していく姿勢を見せた。同会議所は昨年、加賀温泉駅前に移転済み。