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　京都市教育委員会が北区上賀茂の柊野小学校に計画するエレベーター棟増築等の整備計画について、市の景観審査会で事前協議が行われた。
　計画によると、柊野小の南校舎（ＲＣ造４階建、延２６０１・３７�u／高さ14・９３ｍ、昭和54年築）にエレベーターを増築し、スロープを整備することで、要配慮児童が円滑に移動できる経路を確保する。
　南校舎は10ｍ高度地区の特例許可を受けて建設された建物で、南校舎へのエレベーター増築にあたり、再度10ｍを超えるための特例許可が必要となり、11月28日開催の景観審査会で事前協議を行った。
　エレベーター棟はＳ造４階建、延49・００�u（建築面積12・２５�u）で計画。南校舎の北側の中庭に突き出るような格好で増築する《＝イメージ》。建物高さを揃えるとともに、外壁の色は南校舎の外壁の色合いに合わせたベージュ色とし、一体感のある外観とする。
　エレベーター棟の整備に合わせて、北校舎への動線上にある渡り廊下の段差の解消のため、スロープを新設し、特別教室へのアクセス改善も図る。
　またスロープの新設と並行し、児童・職員の動線上に雨がかり防止の屋根を新設する。既存の倉庫や自転車置き場についても建築基準法に適合するものとして新設する。
　エレベーター棟の整備スケジュールは、令和６年度に基本設計・実施設計を進め、７年度に着工し工事を完了させる予定。
　市は柊野小学校エレベーター整備工事設計業務委託ただし、建築及び設備工事実施設計業務について、令和６年５月開札で林建築設計事務所（京都市東山区）に決定。履行期間は令和７年３月31日。