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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/11/29

【群馬】館林市は旧南保育園解体と児童クラブ新設へ


館林市は2025年度から供用開始を見込む南こども園の整備に伴い、旧南保育園(本町3−6−1)の解体工事の発注を年明けに行い、解体後は敷地内で第二小学校(本町3−6−1)の児童クラブの新設工事を実施することを明らかにした。第二小学校区児童クラブの移転に伴うもので、工事発注は来年度に予定をしている。解体工事については年度をまたぐため、12月補正予算案で4066万7000円を計上しており、25年度までを期限とした債務負担行為として設定を行っている。
同市では幼稚園などのこども園化を進めており、南幼稚園および南保育園を統合し、南こども園の建設を進めている。南幼稚園と南保育園は同じ敷地内に建設されており、南幼稚園はすでに解体済み。解体後の敷地にはこども園化の建設が進んでいる状況。
解体を行う旧南保育園は、1983年の建設でRC造一部S造平屋、床面積488・11u。園舎のほか、プールや遊具類、門扉なども併せて解体する。
また、第二小学校区児童クラブの新築は旧南保育園の解体後の隣接する敷地に建設。敷地面積は約600uを想定している。規模は230uほどを見込んでおり、定員は80人ほどとなりそう。主要室は約80uの保育室を2部屋、15u程度の事務室兼静養室を1部屋、15uのキッチンを1部屋、男女トイレを各1カ所ずつ整備する。また、付帯設備として駐車場や門扉、フェンス、樹木などを整備する。
旧南保育園解体工事および第二小学校区児童クラブの新設工事に向けた設計業務は、一括して勝山工務所(前橋市)が手掛けている。
第二小学校区児童クラブは既存の風の子クラブ(大手町10−16)が定員が超えており、隣接する児童センターを間借りして運営している状態のために新築を計画。既存のクラブについての今後の活用方法は、これからの検討となる。
また、旧南保育園敷地の約3000uから第二小学校区児童クラブの敷地を除いた部分については、駐車場および南こども園の園庭としての整備を行う。
なお、南こども園の整備については、建築工事および遊具設置工事を河本工業(館林市)が実施しているほか、電気設備工事を大光電設(館林市)、機械設備工事は吉沢工業(館林市)がそれぞれ担当して進めている。